知る
2015.04.06

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.42 

お米を知ろう42

さて今回のクイズは…「種籾」に関する問題です。

先日…沖縄の生産者さんと電話でお話しをしました。

何でも沖縄ではもう田植えが始まっているとか…。

沖縄の新米は、今年は6月ごろでは?というお話しでした。

もうそんな話題が出てくる季節なんですね。

 

東京では桜はほぼ終わりに近づいていますし、5月になれば各地で田植えが始まります。

お米の季節、間もなく到来!です。

さて田植えと言えば…まず準備しなくてはいけないのが、「種籾」です。

ということで問題です。

 

「種籾」について正しく述べているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

※写真は弊社で管理している「原爆稲」です。今年も栽培します!

 

ア.種籾は、自分の田んぼから収穫したお米から使うことがほとんどである。

イ.種籾には病原菌が付着している場合があるので、まずは消毒をすることが大切である。

ウ.種籾の流通は国が一括管理しており、生産者は国にお金を払って購入している。

エ.種籾は前年に収穫されたお米ではなく、前々年に収穫されたお米を使用するのが一般的である。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.42解答】

 

正解は…イの「種籾には病原菌が付着している場合があるので、まずは消毒をすることが大切である。」でした。

 

種籾には、「ばか苗病」「いもち病」といったお米にとっては非常に厄介な病気の菌がついている場合があります。

そういった病原菌を、お湯や薬で消毒をしたのちに、発芽させるのです。

なお、種籾は自分で管理する場合もありますが、購入する場合もあります。

その方が品質が確かであることが多いからなのですが…。

そういった販売用の種籾の生産では富山県が有名です。

富山県の自然条件が種籾をつくることに適しているということと、富山の薬売りのお陰で

昔から全国に販路を確保していたということが大きな理由です。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

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