おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.45
さて、今回のクイズはお米の購入経路についてです。
皆さん、「縁故米」という言葉をご存知ですが?
「えんこまい」と読みます。親戚や知り合いの農家の方から直接送ってもらうお米のことで、
ほとんどが無償であるようです。
新米の時期になりますと
「田舎からお米を送ってきたけれど玄米なので扱いに困っている。精米してくれませんか?」
という問い合わせが多くなります。
ほとんどのケースでは「30㎏の玄米」がドカンと送られてくるので、一般のご家庭ではその
扱いに困っておられるようです。
そのような時期になるたびに思うのは…。
果たしてこの「縁故米」、全体のお米流通量のうちどれくらいを占めるのか??というものです。
さて、そこで問題です。
一般のご家庭がお米を入手する経路のうち、割合が多い順に正しく並べたものはどれでしょうか。
次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.米屋→スーパー→無償の縁故米→農家
イ.スーパー→農家→無償の縁故米→米屋
ウ.スーパー→無償の縁故米→農家→米屋
エ.農家→スーパー→米屋→無償の縁故米
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.45 解答】
正解は…ウでした。
各購入経路別の割合は次の通りです。
スーパー…約43% → 無償の縁故米…約23% → 農家…約12% → 米屋…約4%
このようにお米屋さんで買う人は今では少数派です…。
ただ、それだけ選択肢も多様になったということですよね。
ただ、縁故米には色々と課題があると思います。
新米の時期になると、各地から「縁故米」が消費者の元に送られます。
しかし無償のためか貰った側はあまり大事に扱わないようです。
「親戚から貰ったけど食べきれなくて…。古古米を引き取って」という問い合わせがあります。
無料でもらうモノには「ありがたみ」が無く、その延長線でお米に関心が薄れます。
「縁故米」といえども無償で贈るのも考えものですね。