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2018.02.25

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.182 「精米時の石抜き」

玄米が入っている30㎏の紙袋の中には、実はお米だけではなく石が含まれている場合もあることをご存知でしょうか?

コンバインなどで稲刈りをする際において、どうしても田んぼの石が巻き込まれてしまう…といったことなどが原因です。そのため、通常の米屋では「石抜き機」という機械を備えており、精米作業の中の一工程に組み込まれています。この石抜き機とは、米粒と石の比重の差に着目して、風と振動で石と米粒を選り分けるというスグレモノです。この石抜き機は60年近く前の発明品ですが、それまではお米に石が混じっていること自体、あまり気にせず流通していましたが…。

さてここで問題です。玄米1トンあたりに含まれている石の数は平均してどれくらいでしょうか? 最も近い数字を次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.10個

イ.100個

ウ.1,000個

エ.10,000個

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.182 解答】

正解はイの100個でした。

もちろんこの数はあくまでも平均であり、田んぼの土が砂礫なのか粘土質なのかにもよって異なります。石抜き機の発明は画期的で今でも原理は変わりません。小池精米店では精米ラインにおいては当然のことながら石抜き機が組み込まれていますが、白米ではなく玄米で販売する場合も別ラインで石抜き機を導入しています。玄米で販売する機会が以前よりも増えたため、そういった異物を除去することも今では米屋の重要な仕事のうちの一つになっているのです。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.181「お米の消費量」

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