おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.184 「インディカ米」
言うまでもなく稲作は日本で古くから行われてきました。現在は広く水田で稲作が行われていますが、稲作自体は海外から日本に入ってきたものです。稲作という農作業もそうですが、色々な品種も入ってきます。
現在、私達が食べているお米は分類すると「ジャポニカ種」に属します。いわゆる長粒種と呼ばれるお米は「インディカ種」ですが、こういったお米も昔から日本に入ってきました。
さてここで問題です。「インディカ種」「インディカ米」の昔の呼び名の一つに当てはまるものはどれでしょうか。次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.イセヒカリ
イ.大唐米
ウ.越南17号
エ.神力
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.184 解答】
正解はイの「大唐米」です。
江戸時代になるとお伊勢参りが流行りましたが、そのお伊勢参りで各地の農家が伊勢神宮の外宮(食の神様「豊受大御神(とようけのおおみかみ)が祀られています)に稲を奉納します。その場には各地の農家がそのように稲を持ち寄るため、見た目が良さそうな稲はそこから全国に広まった、と言われています。
このように日本国内では色々な品種が広まりましたが、海外から来た「大唐米」は当時から日本人の口に合わなかったため、あまり広まらなかったようです。アは近年、伊勢神宮の神田でみつかった突然変異のお米、ウはコシヒカリのもとの名前、エは明治時代に人気のあった古い品種です。