最近お米業界で出てきた言葉のうちの一つに「新規需要米」があります。一般的には広まっておらず、どちらかと言うと役所等で使われている内向きな言葉ですが、しかしこういった言葉が出てくること自体、お米を取り巻く環境が変わってきているとも言えます。

さてこの「新規需要米」ですが、これに当てはまらないものを次のア～エから選び、記号で答えて下さい。

ア．米粉用のお米

イ．バイオエタノール用のお米

ウ．餅菓子用のお米

エ．家畜のエサ用のお米

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう！Vol.189 解答】

正解はウの「餅菓子用のお米」でした。餅菓子に使われているもち米は、最近では「従来より伸びがある」「経時劣化のスピードが遅くいつまでも柔らかい」等の品種も開発されてきてはいますが、もち米自体は「新規需要米」とは呼ばれていません。

アの米粉用のお米は従来の日本米よりも硬めのお米です。イのバイオエタノールとは植物由来の燃料のことです。デンプン質作物を発酵させ、蒸留、脱水させ製造します。お米では特にそれ専用の品種はありませんが、例えば「北陸193号」といった稲を活用しています。このお米は収穫量が多いという特性を持っています。

出題者：小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

＞おにぎり協会クイズ【お米を知ろう！】Vol.188「品種による浸漬時間」