おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.188「品種による浸漬時間」
皆さんご存知の通り、ごはんを美味しく炊き上げるには、水に漬ける時間の確保が一にも二にも大切です。これは品種を問わずいずれのお米でもそうです!!…と申し上げたいところですが、中には「浸漬時間は不要」という品種があります。このお米は水が浸透し過ぎると粒が柔らかくなってしまい、食感が悪くなるのです。上手に炊き上げても、そのまま白米で食べる分には申し分ありませんが、雑炊のように再度水を加えるような調理法には合いません。ただ、浸漬時間が不要ということで、ある意味現代人向けのお米とも言えますが…。
さてここで問題です。この「浸漬時間が不要」というお米に当てはまるものを次のア~エから選び記号で答えて下さい。
ア.いのちの壱
イ.いちほまれ
ウ.里山のつぶ
エ.能登ひかり
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.188 解答】
正解はアの「いのちの壱」でした。
「いのちの壱」は品種名ですが、世間一般的にはブランド名として「銀の朏」「龍の瞳」いった名前で販売されています。もともとはコシヒカリの突然変異で、岐阜県を中心に栽培されています。コシヒカリよりも粒が1.5倍もある大きさで、その甘さ・コクが秀でた非常に美味しいお米です。値段も高いですが、それに見合うだけの満足感は必ず得ることができるお米です。先日開催された静岡県の「お米日本一コンテスト」では最優秀賞に輝いています。
イは福井県の新品種でしっかり目のお米です。ウは会津地方の一部で栽培されている大粒のお米でリゾットやお寿司向きです。エは石川県の一部で栽培されている硬めで優しい味のお米で炊き込みごはん向きです。