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2018.09.15

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.209 「石垣島の米づくり」

さて今週は沖縄県の石垣島のお米についてです。

あまり知られていませんが石垣島では稲作が盛んです。超早場米として6月半ば以降になると都内の米屋でも見ることが出来ます。

石垣島におけるお米の栽培の特徴とはどのようなものなのでしょうか?その特徴について正しく述べているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.石垣島では温暖な気候を利用して2期作も行われているが実は2期目の方が美味しいお米が出来る。

イ.石垣島には山がないため田んぼで使う水は天水(雨水)頼みであり、水の供給が不安定である。

ウ.石垣島で栽培されている品種で最も多いのは「ちゅらひかり」である。

エ.石垣島は気温が高いため虫が多く稲も病気になりやすいが、それでも農薬を減らした特別栽培米がつくられている。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.209 解答】

正解はエの「石垣島は気温が高いため虫が多く稲も病気になりやすいが、それでも農薬を減らした特別栽培米がつくられている」です。数量はそれほど多くありませんが、減農薬・減化学肥料で栽培されたお米が販売されています。

ア…一般的に2期作目は米粒が小さく味が落ちます。

イ…石垣島には沖縄県で最も高い「於茂登岳(おもとだけ)」があります。山には雨水を貯める機能があり、ため池も整備されているため、石垣島ではあまり水に困ることはありません。

ウ…石垣島で最も栽培量が多い品種は「ひとめぼれ」です。「ひとめぼれ」が栽培されることになったのは岩手県との交流があったからです。もちろん「ひとめぼれ」も十分に美味しいお米ですが、今後、石垣島の風土にぴったりの品種が開発されれば、もっともっと石垣島の稲作は注目されることでしょう。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

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