知る
2019.01.21

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.224 「電気炊飯器の機能」

 

 

今週は電気炊飯器の機能についてです。

昨今、様々なメーカーが色々な炊飯器を開発し、販売しています。各炊飯器には当然売りになる機能や仕組みがついており、それらの特徴の違いを見出すだけでも一苦労ですが…。
さてここで問題です。こういった機能や仕組みは当然のことながらごはんの味を向上させるために備わっています。では次のア~エの機能のうち、直接ごはんの味を向上させることにはつながらないものを1つだけ選び、記号で答えて下さい。
ア.内釜に南部鉄器を使用している。
イ.炊き上がり直前にごはんの表面に蒸気を当てている。
ウ.浸漬の際に内釜の内部を真空にしている。
エ.蒸気が外部に漏れないように内部で水にして貯めている。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.224 解答】

正解はエの「蒸気が外部に漏れないように内部で水にして貯めている。」でした。
蒸気が外に漏れないようにすることにより、不慮のやけどや炊飯器周りの置物等に気を遣わなくとも済みます。なおこの水をさらに蒸気にして釜内部に戻すことにより炊飯に活用する機能もあります。
イは主に象印の炊飯器で採用されています。内釜は熱をいかに早く伝えるか、いかに長く保つことが出来るかがポイントです。
ウは主にパナソニックの炊飯器で採用されています。蒸気を米粒の表面に充てることにより米粒をパリッと仕上げます。
エは主に東芝の炊飯器で採用されています。浸漬時に釜の内部を真空にすることにより、より早くより深くお米粒の中まで水を浸透させます。そうすることによりごはんがふっくらと仕上がるのです。

おにぎり協会で認定している三菱電機「本炭窯KAMADO」は、あえて圧力をかけず、内釜全体の発熱と噴きこぼれのない連続沸騰で、粒感のいい昔ながらのかまど炊きの味を再現しています。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.223「炊飯における水の量

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