知る
2019.05.12

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.239 「無人農業機械」

今回のクイズはテレビドラマにもなった、「無人農業機械」についてです。
そのドラマの原作では「無人コンバインであれば昼夜を問わず稲刈りが出来るから、人手が足りなくても問題ない」のような趣旨の記述がありました。実はこれ、正しいようで重要な過ちがあります。その過ちに当てはまるものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

 

ア.そもそもコンバインは稲刈り用の機械ではないから。
イ.無人とはいっても仕組み上、人が乗っていないと動かないから。
ウ.太陽の光がないと稲の茎が立たず、稲刈りが出来なくなるから。
エ.機械の中に溜まったもみを受け取るトラックが必要だから。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.239 解答】

正解はエの「機械の中に溜まったもみを受け取るトラックが必要だから。」です。

コンバインは稲刈りと同時に脱穀(稲の茎から稲穂を取り外すこと)まで行う機械(乗り物)です。そして当然のことながら収穫したもみが機械の中に溜まっていきます。
これが満杯になれば一回空にしなくてはなりません。通常の稲刈りでは田んぼ周りの農道にトラックを止めて、そこまでコンバインが近付いて収穫したもみをトラックの荷台に排出するのです。そのため、少なくともトラックを運転する人が必要になるのです。
稲作は今でも他の農産物に比べて機械化が進んでいる分野です。その機械化のおかげで農作業にかかる時間は約40年前と比べて約半分に減っています。
農業機械だけではなく、その他ドローンやタブレット等を使った省力化、効率化はまだまだ進むと思われます。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.238「直播(ちょくは)」

この記事を気に入ったらシェアしよう!