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2019.06.16

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.244 「稲作と気温」

今週は稲作と気温についてです。小池精米店には沖縄県石垣島のひとめぼれが入荷されました。令和産の新米第一号にして、日本で最も早い新米です。石垣島でこんなにも早く新米が採れるのは暖かいからです。このように、稲作には気温という要素がお米の生育に大きく関わってくるのですが…。
さてここで問題です。稲作と気温の関係について正しく述べているものを次のア〜エから選び、記号で答えて下さい。

ア.稲はもともと南方の植物だからいくら暑くとも品質には関係無く育つ。
イ.稲は果実とは異なり昼夜の気温差が大きくとも味には影響はない。
ウ.冷夏になるとお米の出来が悪くなるが、気温が10度を切ると返って味が良くなる。
エ.暑さや寒さから稲を守る方法の一つとして、田んぼの水を深く入れる方法がある。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.244 解答】

正解はエの「暑さや寒さから稲を守る方法の一つとして、田んぼの水を深く入れる方法がある。」です。これを深水管理と言います。毎日田んぼを見周らないとなかなか出来ることではありません。
ア…あまりに暑いと稲は育ちますが、実が小さくなります。また登熟不良になりシラタと呼ばれる真っ白なお米が増えてしまいます。
イ…果実と同じように特に夏の昼夜の気温差が大きいと、美味しいお米が出来上がります。
ウ…最近はいかに暑さを乗り切るか、が大きな課題ですが、昨年の北海道のように冷夏による不作ももちろんまだ見られます。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.243「お米と健康」

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