おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.245 「田んぼの歴史」
今回は田んぼの歴史についてです。
小池精米店のある原宿の一部はかつては「穏田」という地名でした。「おんでん」と読みます。現在のつづりは「穏田」ですが江戸時代の記録だと「隠田」とあります。別名「かくしだ」となるわけですが、もともとはそういった他人の目に触れないように隠してある田んぼがあったからとも言われています。
さてここで問題です。仮にその意味が正しい場合、なぜ田んぼを「隠す」必要があったのでしょうか?それについて最も正しく説明していると思われるものを次のア~エから選び記号で答えて下さい。
ア.江戸時代は田んぼの面積に応じて税を取られていたため。
イ.江戸時代はお米の収穫量に応じて税を取られていたため。
ウ.江戸時代は農作業が遅れを見られたら役人に通報されるため。
エ.江戸時代は農薬や肥料を散布したくても禁止されていたため。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.245 解答】
正解はイの「江戸時代はお米の収穫量に応じて税を取られていたため」でした。
江戸時代、農民は収穫量に対して一定量若しくは上下した量を武士に納める必要がありました。そのため、田んぼを隠すのはいわゆる脱税行為になるわけです。
なお穏田の場合は「かくしだ」という他に伊賀者、つまり忍者の里だから、という説もあります。また恩田氏という武将が治めていたという説もあり、実際のところはよく分かっていません。