おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.275 「お米の業界用語」
今回は業界用語についての問題です。
「白米」「玄米」だけではそれが炊飯してあるのかどうか判別できません。そこで業界では炊飯前のお米を「生米(きまい)」と呼んでいます。
そういった専門用語の中で「生玄米」という言葉があるのをご存知でしょうか?これは厳密にいうと「玄米」とは異なる状態を指します。大きな意味では「生米(きまい)」に含まれるのですが、米屋や生産者が指す「玄米」とは分けて考えられています。
さてここで問題です。この「生玄米」とはいったいどのような状態を指す言葉でしょうか?最もよく当てはまる言葉を次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.発芽玄米
イ.乾燥させる前の玄米
ウ.玄米のアルファー米
エ.種籾
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.275 解答】
正解はイの「乾燥させる前の玄米」です。
お米は日持ちの観点より、収穫したのちに乾燥させます。生玄米とは、乾燥させる前の状態の玄米です。但し実際に籾の状態で乾燥させ、その後で籾を剥がして玄米にしますので、なかなか生玄米に出会う機会がありません。もし稲刈りイベントで田んぼに入ることがありましたら試しに手で籾を剥いて中の玄米を見てみると面白いと思います。乾燥後の玄米よりは食べやすいですがいずれにせよ生の状態では消化しにくいので注意が必要です。
ウのアルファー米とはいったん炊飯してでんぷんをアルファー化、つまり柔らかくしたものを乾燥させた保存食のことです。