2014年7月某日。
東京三大煮込店として名を馳せる、月島『岸田屋』にお邪魔した。
「東京三大煮込み」とは、千住『大はし』、森下『山利喜』、そしてここ『岸田屋』の煮込みのことを指す。
東京下町酒場を語るにこの3軒を知らねばモグリだと言われる。

早速目当ての煮込みを頼もうかと視線を上げた瞬間、目に入ったお品書きがこちら。
鮭、昆布、おかか、めんたい、梅。
20名そこそこでいっぱいの小酒場で、5種もおにぎり具材を揃えていることも驚きだが、
このソツのないラインナップに、名物煮込みをの注文をしばし忘れてしまった。
(清水むすび)