【酒と酒場と、おにぎりと】月島「岸田屋」②
東京三大煮込みのひとつ「岸田屋」。
名物煮込みもさることながら、実は肉豆腐も旨い。
言うなれば牛すき焼き皿で、唐辛子より山椒で食したい少し上品な味。
そして こちらが、名物「煮込み」。
ネギどっさりが吞ん兵衛にはたまらない。
煮込み汁はトロッとしつつコクがあり、和風ビーフシチューといった風情だ。
ビール、チューハイ、日本酒とひと回り飲んだら、いよいよおにぎりを!
この日はおかかと鮭を注文・・・
と、ここで忘れてはならないのが「煮込み汁」。
このおにぎり、もちろんそのまま食べてもおいしいのです。
本当にそのまま食べていただきたい。
ですが、、、こんな罪な食べ方が。
おにぎりを、、、煮込み汁に、、、
どーん!!!!!!!!!
おにぎりの食べ方としては正しくないかもしれない。
しかし、多くの常連さんからリスペクトされる煮込みと、
愛情こもったおにぎりだからこそ許される、夢のコラボレーション。
煮込み汁を余すことなく、おにぎりに七色の変化をもたらすこの荒技。
途端に合わせる酒も変わります。
「おにぎりを肴に酒を飲む」
これぞ下町大衆酒場の醍醐味。
〆はやっぱり、味噌汁で。
ごちそうさまでした!
(清水むすび)