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2020.05.15

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.289 「ポストコシヒカリ」

皆さんご存知の通り、日本で最も生産量の多い品種と言えば…間違いなくコシヒカリです。しかし、近年コシヒカリの栽培が徐々にではありますが減ってきています。
例えば令和元年産において富山県では6年連続で減少、新潟県ではついに全体に占める割合が7割を切るといったように、各地でその傾向はみられます。その背景には気候変動に対応できる「コシヒカリより育てやすい品種」や他の産地と差別化を図ることが出来る「コシヒカリ以外の品種」に生産者の人気が集まってきている、ということがあるようです。
さてここで問題です。コシヒカリの生産量が減ってきた県と、その県でコシヒカリの代わりに作付けが行われるようになってきた品種名とを間違えて組み合わせているものを、次のア~エから選び記号で答えて下さい。

ア.島根県-きぬむすめ
イ.福島県-天のつぶ
ウ.新潟県-新之助
エ.福井県-富富富

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.289

正解はエの「福井県-富富富」の組み合わせです。
富富富は「ふふふ」と読む、富山県の新品種です。富山県ではコシヒカリの栽培がさかんですが問題文にあるように収穫量が減ってきています。エの福井県では「いちほまれ」の作付面積が増えてきています。
選択肢の各県では現在もコシヒカリの生産量が県内でトップですが、問題文にあるように様々な理由によりコシヒカリの作付面積は減ってきています。そして各県は新品種の普及に力を入れ始めているのです。例えば選択肢アの「きぬむすめ」。西日本最大のコシヒカリ産地でもある島根県ですが、気候変動に対応するため、暑さに強く良食味米でもある「きぬむすめ」の作付面積が増えてきているのです。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.288「備蓄米」

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