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2020.05.15

【What’s FooDays?】ヨーグルトの日

本日5月15日は「ヨーグルトの日」!

ヨーグルトは、約6千年前のエジプトやギリシャなどの文献に記録があり、一部の地域では古くから食べられている食品で、世界に広く知られるようになったのが20世紀初頭でした。このヨーグルトを世界中に広めたのが、ロシアの生物学者イリヤ・メチニコフ博士です。メチニコフ博士は、人の老化についての研究を行い、ブルガリアに長寿者が多いのはヨーグルトに含まれる乳酸菌のためであるということを突き止めました。その研究結果を世間に発表したことがきっかけで、世界的にヨーグルトが広まったそうです。そこで、株式会社明治がイリヤ・メチニコフ博士の誕生日である5月15日を「ヨーグルトの日」と定めました。

このように、長い歴史のあるヨーグルトですが、日本では始めて発売されたのは1917年でした。牧場での小規模な製造・販売は以前からあったものの、当時の設備では衛生管理上、多くの人に発売することが困難でした。そこで、創業当初からヨーグルトに着目していたチチヤス株式会社が、長い間研究を重ね、日本初の国産ヨーグルトを完成させました。しかし、当時は高級品だったこともあり、主に病をもった人に向けて販売されていたそうです。

1950年頃には、優れた健康食品としてヨーグルトが認知されるようになり、多くの乳業会社が次々と製造・販売を始めました。この頃のヨーグルトは「ハードヨーグルト」と呼ばれる日本独自のものでしたが、販売が拡大されたことにより、日本人の食生活にヨーグルトが浸透するきっかけとなりました。

今やスーパーなどで当たり前に販売されているヨーグルトは、長い間研究が行われて進化し続け、私たちの健康をサポートしてくれていたんですね。種類も豊富で、アレンジのしやすさから、日本の国菌「麹」を使った麹ヨーグルトまで販売されているんですよ!

↓「麹」も健康をサポートする発酵食品として有名ですよね!

和食を支える大黒柱「麹」ってなに?

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