おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.317 「秋田県の注目新品種」
秋田県から再来年にデビュー予定の、あきたこまちの後継者と目されるお米の品種名が先日発表されました。その名も「サキホコレ」。筆者が推していた名前だったので親近感が一気に湧きました。再来年が楽しみです。
さてこの「サキホコレ」に隠れて秋田県ではもう一つ注目すべきお米がデビューする予定です。その名も「まんぷくすらり」と言います。 さてこの品種ですがどのような特徴のお米でしょうか?正しく説明している文章を次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.食べても血糖値が上がりにくい。
イ.酒造好適米である。
ウ.食べると花粉症を抑制できる。
エ.値段が安く大家族向けである。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.317解答】
正解はアの「食べても血糖値が上がりにくい。」でした。
秋田県立大学が開発したお米です。この品種は、難消化性澱粉が通常の米の10倍程度高く、この米を使った米飯や米菓で食後の血糖値上昇抑制が認められている機能精米です。難消化性澱粉とは、ヒトの消化液では消化されにくい澱粉のことです。一般的にでんぷんの消化スピードが遅いと血糖値も上がりにくく、インシュリンが過剰分泌されず結果として脂肪を溜め込みません。 こういった機能を有したお米が開発されたニュースを見ると、まだまだお米の売り方は尽きないということが分かりますね。