知る
2014.06.21

駅弁の元祖は「おにぎり」だった!

日本初の駅弁には明治10年の大阪駅説、峠の釜飯で有名な横川駅「荻野屋」説など諸説あるが、最も有力とされるのが宇都宮駅。明治18年7月16日、日本鉄道の嘱託を受けた旅館「白木屋」が駅構内で販売したのがはじまりとされる。当時の駅弁はおにぎり2個とたくあんを竹の皮で包んだシンプルなもの。列車は当時、一日に二往復しか走っていなかったそうだ。

駅弁

※写真は「社団法人日本鉄道構内営業中央会」所有、当時の駅弁を再現した模型

現在も全国各地でおにぎり入り駅弁が販売されている。鉄道はますます高速化、進化を続けているが、素朴なおにぎり駅弁をローカル線の車中でじっくり味わいたい。

 

参考文献/『駅弁学講座』(林順信・小林しのぶ 共著)『にっぽん「食謎」紀行』(伊丹由宇)

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