今さら聞けない!? おにぎりとおむすびの違い
おにぎりとおむすびって何が違うの?
「おにぎりとおむすびって何が違うの?」というみなさんが持つ疑問は、協会にもおおく寄せられる質問のひとつです。確かにあまり気にせずに使っている人が多いのではないでしょうか。そこで、改めてその呼び方について注目してみましょう。
地方によって呼び方が違う?
東日本では「おにぎり」、西日本では「おむすび」と呼ぶ……そんな風に思っている人や、実際にそう説明を受けたことがある人もいるかもしれません。たしかに地方によってその呼ばれ方は違うかもしれませんが、実ははっきりと東日本や西日本と分かれているわけではなく、呼び名は全国に入り乱れています。そんな中でも九州・沖縄地方だけは「にぎりめし」「にぎり」と呼ばれることがほとんどですが、これは例外と言えるでしょう。つまり、地域差はないと考えていいでしょう。
形状によって呼び方が違う
それでは形はどうでしょうか? 「おにぎりは富士山を表しているので三角形に、おむすびはそれ以外」という説もあります。たしかに「おむすび」と呼ぶ地域では三角形よりも円盤形や球形が一般的です。ですが、呼び方と同じようにその形状も三角、円盤、俵、球とまんべんなく散らばっています。
おにぎりとおむすびについては様々な説が飛び交っていますが、そのどれも俗説の域を出ません。数々の文献を熟読、そして検討した結果おにぎり協会では「おにぎりとおむすびに明確な違いはない」と考えています。呼び名や形状に関係なく、日本人の心の中にソウルフードとして存在するおにぎり。おにぎり協会では今後もおにぎりの可能性を追求していきたいと思っています。
■参考リンク
おにぎり検定
https://www.onigiri-japan.com/kentei