おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.179 「コシヒカリ」
さて今週のクイズはコシヒカリの作付についてです。
ご存知の通り、日本で最も生産量が多いお米はコシヒカリです。その割合は、日本で生産されるお米の、実に30%以上も占めています。そうなってくると実は北陸地方や東北地方だけではなく、様々な地方で栽培されているのですが…。
コシヒカリ(検査済み)の栽培地域について、正しく述べているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.コシヒカリは沖縄県でも栽培されている。
イ.近畿地方のすべての府県においてコシヒカリは栽培されている。
ウ.コシヒカリの北限は秋田県・岩手県である。
エ.東京都の島しょ部ではコシヒカリが栽培されている。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.179 解答】
正解はウの「コシヒカリの北限は秋田県・岩手県である。」です。
コシヒカリは実に43府県で栽培されています。平成28年産の検査済みコシヒカリで見ると、栽培されていないのは北海道・青森県・東京都・沖縄県の4道都県のみです。これだけ広い地域で栽培されているため、実は同じコシヒカリでも産地による味の違いも楽しめるというメリットがあります。
なお、コシヒカリがこれだけ広まったのは、やはり高値で販売されるからです。栽培しやすいか、というと実は倒伏しやすい品種なので栽培自体は簡単ではありません。最近ではコシヒカリを多く栽培するよりも、各地方独自の品種を栽培しようという動きも見られますが、それでも数量から見ると圧倒的にまだまだコシヒカリの数量が多いのです。