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2018.11.26

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.218 「米屋さんの前掛け」

さて今週のクイズはお米屋さんで使う「前掛け」についてです。

よくお米屋さんがつけている前掛け。いまはそれほどではありませんが、昔は長さが腰から足首までの長さがありました。なぜこんなに長いのかというと、そこにはもちろん理由があります。

さてここで問題です。この理由について正しく述べているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.前掛けのうえに玄米を広げて、その状態を観察していたから。

イ.米俵を担ぐときに、前掛けを肩に回して俵の間に挟んでいたから。

ウ.バイクで配達する際の風防・寒さ除けに使っていたから。

エ.かまどで炊飯したときに、熱い釜を持つために使っていたから。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.218 解答】

正解はイの「米俵を担ぐときに、前掛けを肩に回して俵の間に挟んでいたから。」でした。
最近は米俵で流通することはありません。一昔前までは米俵ではなく麻袋で流通していた時もありましたが、それすらも最近では見ることはありません。そのためそこまでの長さが必要なくなったのです。
いまは人力で運ぶ場合は30㎏の紙袋が主流です。いっぽうで機械で運ぶ場合は「フレシキブルコンテナ(略して「フレコン」)」というポリプロピレンでできた大きな袋が主流です。最近は人手不足や宅配便の運賃が上がっていることなどから、産地では手間のかからないフレコン出荷が増えてきています。
なお人が運ぶ場合は30㎏ではなく25㎏の袋が増えてきています。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.217「稲作にまつわる言葉」

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