
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.218 「米屋さんの前掛け」
さて今週のクイズはお米屋さんで使う「前掛け」についてです。
よくお米屋さんがつけている前掛け。いまはそれほどではありませんが、昔は長さが腰から足首までの長さがありました。なぜこんなに長いのかというと、そこにはもちろん理由があります。
さてここで問題です。この理由について正しく述べているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.前掛けのうえに玄米を広げて、その状態を観察していたから。
イ.米俵を担ぐときに、前掛けを肩に回して俵の間に挟んでいたから。
ウ.バイクで配達する際の風防・寒さ除けに使っていたから。
エ.かまどで炊飯したときに、熱い釜を持つために使っていたから。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.218 解答】
正解はイの「米俵を担ぐときに、前掛けを肩に回して俵の間に挟んでいたから。」でした。
最近は米俵で流通することはありません。一昔前までは米俵ではなく麻袋で流通していた時もありましたが、それすらも最近では見ることはありません。そのためそこまでの長さが必要なくなったのです。
いまは人力で運ぶ場合は30㎏の紙袋が主流です。いっぽうで機械で運ぶ場合は「フレシキブルコンテナ(略して「フレコン」)」というポリプロピレンでできた大きな袋が主流です。最近は人手不足や宅配便の運賃が上がっていることなどから、産地では手間のかからないフレコン出荷が増えてきています。
なお人が運ぶ場合は30㎏ではなく25㎏の袋が増えてきています。