おにぎりはダイエットの味方? 食物繊維に似た「レジスタントスターチ」とは
白米の主成分は炭水化物であり、太りやすいということからダイエット中に白米を食べない方も多いのでは?
しかし、炭水化物全てが同じ様に太る原因になるわけではなく、白米は食べ方に注意をすればダイエットの強い味方になることをご存知でしょうか?
人間は食べたものを体に吸収する時に血糖値が上がります。それにより、上がった血糖値を下げるためにすい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。このインスリンが血糖値を下げる過程で、血中の糖分を脂肪に変化させるので、インスリンが過剰に分泌されると太る原因になってしまうのです……。
しかし、白米は消化吸収のスピードが遅いため、インスリンの過剰な分泌を防ぐことができカロリーも低いので、パスタやパンに比べて太りにくいのです!
それ以外にも、白米を冷やすと炭水化物の一部が食物繊維の成分に似た「レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)」に変化します。
レジスタントスターチは糖質や脂肪の吸収を阻害するとともに、腸内環境の改善や代謝がよくなる作用があるので、太りにくい体になりうるのです!
そうした冷えた白米を使って過去に話題になったのが「おにぎりダイエット」です!
方法はとても簡単で、梅や昆布などのなるべく低カロリーな具材の冷えたおにぎりを朝食に1〜2個、昼食に2〜3個、夕食に1個食べるだけ。
食べるのはおにぎりだけではなく栄養バランスを考えて野菜やお味噌汁なども一緒に摂取することが理想とされています。
おにぎりは携帯食としてだけではなくダイエット食としても密かに人気な食べ物なのです!