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2020.05.04

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.287 「稲作の肥料」

今週のクイズは生産者が稲作で使う資材についてです。

生産現場では色々な資材が使われています。おもに肥料や農薬ですが、それらの用途は使用するタイミング・時期・量、使用する品種、生産者が目指すべき方向性(例:味を良くしたいのか、量を多く採りたいのか)により様々です。
そのような資材の中で一般略称として「一発剤」という言葉があります。これは肥料に対して使う言葉なのですが、どういった肥料を指す言葉なのでしょうか?当てはまるものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.ひと粒だけ田んぼに撒けば良い肥料のこと。
イ.1回だけ田んぼに撒けば良い肥料のこと。
ウ.特定の1品種専門の肥料のこと。
エ.非常に軽く誰でも簡単に担げる肥料のこと。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.287

正解はイの「1回だけ田んぼに撒けば良い肥料のこと。」です。
「追肥」や「穂肥(ほごえ)」という言葉があります。これは稲の生育状況を見ながら追加で田んぼに撒く肥料のことです。ただ一般的にはその時期は夏の暑い盛りになることが多いため、春先に撒く肥料だけで済ます方が生産者の負担が減ります。そこで使われるようになったのが「一発剤」です。こういった資材を使う方もいますが、いっぽうで稲の顔(葉っぱの色)を見ながら追肥を撒く方が結果として柔軟なコメ作りが出来ると言う考えの方もいます。その辺りも生産者さんのこだわりに繋がる場合もあるのです。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.286「令和元年産コメの作付面積」

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