“よろこんぶ”は伊達じゃない? 体に嬉しい万能食材「昆布」のメリットとは
同じ海藻として、おにぎりにしたとき海苔との相性が抜群な「昆布」。こりこりとした歯ごたえと、出汁にも使われるほど濃い旨みが口いっぱいに広がりますよね。おにぎりの具材はもちろんのこと、おでんやお寿司など、煮物、佃煮など、その用途はさまざま。今回はそんな昆布のお話です。
昆布はよく「よろこんぶ」などと呼ばれ、縁起物とされています。実はこれ、単純な語呂合わせではなく、昆布には色々なメリットがあるからなんです!
ご存知のように、昆布は生でも食べられるほか、煮ても乾燥させても食べられる万能食材。なによりもその高い栄養価が魅力的な海藻です。
具体的には、人間の体に必要不可欠な「ミネラル」や水溶性食物繊維の「アルギン酸」などがありますが、中でも「お米と関わりの深い『海藻』のヒミツ」の記事でもご紹介した「フコイダン」という成分が多く含まれているのが昆布なのです。
フコイダンはアルギン酸と同じ水溶性食物繊維で、糖質の吸収をゆっくりにすることで急激なコレステロール値の上昇を抑えてくれます。また、同記事でも紹介したように、フコイダンにはがんの抑制効果があるとされ、医学間で注目を浴びているのだとか。免疫増加や美容にも効果があるそうですよ。
おにぎりの具材としても人気な昆布。縁起物でただ美味しいだけではなく、こんなにも恩恵があるんですね!
おにぎり協会では昆布をつかったレシピを紹介しています。是非作ってみてくださいね。